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”インフオラボ游悠"のホームページへようこそ!   (「インフオラボ游悠」およびロゴマークは、本サイト作成者による登録商標です)

インフオラボ游悠(ゆうゆう)は、ビジネス目標達成を目指す「ご縁のある」企業様や各種団体様への、「ビジネス戦略実行とデータ利活用の視点」で、ご提案・ご支援実施を目的に活動しています。
このサイトでは、当研究所の活動全般に関するご案内や、メッセージ発信をしてゆきます。(プロフィールは、こちら

また、必要に応じた文化活動などにも関わって行きたいと考えており、そういった関連情報も提供する予定です。

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  (2021年8月29日更新済) 資料類は、上の「游悠レポートサイト」ボタンをクリックしてダウンロードページへ進んで下さい。

【所長の視点】

その114: 「データの民主化」という表現が流行っていることへの思い


オープンデータの提供が増加し、そういったデータを比較的容易に見ることを支援する数多くのハードウェアおよびソフトウェア・ツールが提供されてきていることは、筆者にとっても大変喜ばしいことです。それにつれ「データの民主化」という言葉も少なからずネット上の記事で散見されるようになりました。こうしたデータ利用の機会が増えるにつれ、今後益々重要になってくるのは所謂データ/情報リテラシー、つまり提供されるデータ/情報の読み解き方、解釈の仕方といった方面の話題でしょう(ここで「データ」は一次的なものとして提供されるもの、「情報」はデータを元に何らかの付加的解釈や説明を加えて二次的に提供されたものとして区別しています)。

「データの民主化」というのは、様々な一次データに利用者が容易にアクセスできる環境が提供実現される状態と筆者は捉えています。ここで大切なのは、一次データの提供というのは、単なる収集結果データを生の形で提供することではなく、次の配慮が必要とされるということでしょう。①データの不整合性(空値データを含む)を提供者の責任として解決した形で提供すること。②提供データへの意図的な歪みを加えていないこと③データの取得条件や基本属性等の環境情報と共に提供されること。①は、データの収集者でなければ解決できない課題であり、利用者が銘々勝手に対応してしまうとデータ活用時点で意図しない結論のバラツキを生む可能性を生む内容です(データ信頼性)。②は、提供者倫理に関わる問題であり、何らかの結論や意図を持った形でデータを生み出すと、データ解釈結果そのものが信頼性のないものになるという点です(データ信憑性)。③は、利用者として得られたデータをどのように扱えば良いかを説明する材料になるという点で大切なことです(データ明確性)。これに加えて十分なデータ(量、種類)が利用できれば、活用性は更に増すことになるでしょう(データ充足性)。

このようにして入手できたデータを元に解釈を加えて加工・編集・解説した情報作りというのは、利用者のリテラシーという課題に係わるものです。ここではデータを解釈する基本能力は踏まえた上で、この段階の情報制作者としての基本的取組み方を議論できます。(1)情報作成の元になったデータの出典を明らかにすること(情報信頼性)。(2)データを利用・加工する上で結果への余念を含んでいないこと(情報信憑性)。(3)提供する情報に関する説明、理由付け、制約など情報利用者への参照材料と共に提供すること(情報明確性)。また、利用者の解釈深掘りに寄与できる関連参照情報を更に提供していれば有意義さを上げることができるでしょう(情報充足性)。ここでは、重要度の高いと考えられる項目を上げましたが、実際には他の要素も加わると考えられます。

こういった議論を敢えてここで取上げた理由は、昨今のマスメディア(テレビ、ラジオ、新聞)や一部の大手電子メディア(SNS、Web情報、ブラウザ検索)の中には、特にこの後者の情報提供に関する意図的な歪みを生む活動が行われていると筆者には受け取られるためです。商業的な(つまりコマーシャルメッセージ上の)動機だけでなく、何らかの利益誘導を意図して、「様々なメディアの上での情報『発信』および『遮断』が行われている」と感じることが筆者だけでなく、筆者の周りでも増えています。つまり本当に受け取りたいデータ/情報に辿り着く機会を奪われているということです。「データの民主化」を唱えている時代に、これに逆行する改竄が行われているとすれば、それは民主化とは大きく異なる専制主義化といえるものでしょう。

また、意図的とは言えないにしても、昨今の感染症に関する数字の取上げ方にも、情報不足や、データ/情報の扱い方の歪みといったものが大きく感じられます。根拠や説明性が薄い形で数値の大小だけを議論する態度は、情報を受け取る側に不信感や猜疑心を生む結果につながるといえます。納得感を持った上で行動に移ることと、効果に大きな結果の差異を生むように筆者には受け取れます(本当は、この期待に数値を上げて説明できれば良いのですが、現時点では推測です)。間違った情報でも、繰返し触れることでその内容に慣れてしまうという人間の性質を研究した心理学の結果もある(所謂マインド制御に関する話題)ため、筆者として取上げておきたい話題となりました。

様々なセンサー機器の活用向上により、データ入手の容易性が高まることが期待される世の中において、データや情報への取組みについて、改めて着目しておきたい内容を今回は取上げました。

次回のテーマ予定:

「データを活用したモノ・コトの可視化」が意味すること

これまでのメッセージ --> こちら


新着情報(本年分)

2021年10月25日
メッセージ114。更新しました。(New)
2021年9月15日
メッセージ113。更新しました。
2021年8月29日
Dama日本支部(Dama Japan)ブログページサイトに8/25日の説明会に関する記事を投稿しました。(当該記事内容を游悠レポート2021-007 としてレポートサイトに再掲しました。
2021年8月26日
Dama日本支部 第10分科会説明資料を游悠レポートサイトで公開しました(2021-006)。興味ある方は、本ページ上部の「游悠レポートサイト」ボタンをクリックして下さい。
2021年8月19日
メッセージ112。更新しました。
2021年8月2日
データマネジメント協会日本支部(Dama Japan)ブログページサイトに記事を投稿しました。(当該記事内容を游悠レポート2021-005 としてレポートサイトに再掲しました。興味のある方は参照下さい。
2021年7月20日 
メッセージ111。更新しました。
2021年7月4日
メッセージ110。更新しました。
2021年6月14日
メッセージ109。更新しました。
2021年6月2日
6月1日実施されたDamaJ第11分科会説明資料(抜粋版)をレポートサイトで公開しました。
2021年5月20日
メッセージ108。更新しました。
2021年5月3日
メッセージ107。更新しました。
2021年4月22日
メッセージ106。更新しました。
2021年4月14日
メッセージ105。更新しました。
2021年3月31日
データマネジメント、データサイエンスのための教育メニューを始めました(こちら参照)
2021年3月31日
メッセージ104。更新しました。
2021年3月5日
3月4日(木)のDamaJ 第12分科会説明資料(抜粋版)。レポートサイトで公開しました。
2021年3月2日
メッセージ103。更新しました。2月27日公開レポート(抜粋版)も合わせて参照下さい。
2021年2月27日
2月26日(金)のDamaJ 第10分科会資料(抜粋版)、レポートサイトで公開しました。
2021年2月7日
メッセージ102。更新しました。(2月26日(金)議論Part2の案内)1月29日資料抜粋版公開しました。
2021年1月19日
メッセージ101。更新しました。(1月29日(金)Dama-J 第10分科会の話題)
2021年1月1日
メッセージ100。更新しました。(一区切りとなる100回目です)
2020年1月1日
【新年のご挨拶】謹賀新年。不確定性の始まりともいえるような2020年が過ぎ去り、新たな2021年を迎えるに当たり一言のご挨拶を申し上げます。関係者におきましては、本年も何とぞ宜しくお願い致します。