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【所長の視点】

その118: 主観的(サブジェクティブ)と客観的(オブジェクティブ)との世界観の境界


改めて強調する迄もないかもしれませんが、「主観的世界観」とは各自(個人)的な視点から世の中を解釈する見方です。これに対照される視点の持ち方が「客観的世界観」であり、言ってみれば誰の目からも同一と解釈できる考え方を整理・形成し、多数を形作る人々の共通世界を表そうということです。そしていわゆる「科学的思考」というのが後者の代表であり、これを元にしたモデル世界を広めることで経済的効率性を上げることができてきたというのがこれまでの流れであるといっても過言ではありません。そして、より効率性を高める新しいモデルとそれを支える(裏付けの根拠となりえる)論拠とこれを説明する共通性の高い事例がエビデンスとして提示され、多くの人が納得し取入れ、行動と結びつけることで更にその効率性が強化されてきたといえます。

この延長として、ビジネスの流行語として広がっている「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」の話題は、単なるデジタル技術を利用する数を増やせば良いということではないことを再確認しておきましょう。つまりデジタル化されたハードウェア、ソフトウェア環境を単に導入すれば済むということではなく、その利用形態とプロセス、その環境を流れるデータ品質の重要性を抜きにはできない話題ということです。そしてその基礎にあるのが客観的世界観を表現するモデルがベースにあるということができます。こういった共通化可能な世界観に基づくモデル設計が成功への肝であるといえるでしょう。

一方、自由意志に基づく活動を基礎とする個人の立場から形作るのが主観的世界観である訳ですから、客観的世界観を元にしたシステム(ルール)というのは、必ずしも個人の立場からは個の自由度を下げる要素ともなり、好ましい姿であるとは限らないことになります。データを取り扱うデータマネジメントの世界では、この主観的と客観的の間の差異を仲立ちする機能としてデータガバナンスが存在すると見ることができます。この場合、効率性を重視する立場から組織的考え方(客観的世界観)が優先され、行動規則として決められたルールが優先されることになることは企業活動として否定できない流れとなります。個人にとって最適な世界と、企業としての経済活動との方向性の差異が現実的課題として現れてきます。

規模の大きな社会(或いは企業)におけるデータマネジメント実践成功の難しさというのは、こういった人間的な世界の捉え方、科学的(システム的)な共通化を求める世界観との相反すると見える価値の世界の複雑性から生まれる課題であるということができます。こういった意味で、データマネジメント活動成功の重要性の高い要素として、企業内リーダー(通常は経営者)の積極的な関与(コミットメント)が第一に上げられるというのが自然であるということが分かります。逆にいえば、これを抜きには語ることができないということになります。

他方、個人視点からの発想、アイディアというのも考え方によっては、新しい方向への第一歩として有効性が出ることもあります。従って組織的に決めたルールだからといって、それを一方的な絶対的な世界観として固執し続けることが最善だと決めつけることにも無理がありそうです。このような点からは、方針として固まり新しい方向に身動きがとり難くなりそうな大組織よりも、身軽な小中程度の組織の方が将来的な柔軟性を取入れやすいといえるかもしれません(これは一概には決めつけられませんが)。集団的知識(それを客観性と呼ぶならば)が集まり過ぎると、個人的な見方(対照して主観的というと)からの発想に及ばない可能性が出てくるといえるでしょう。これは単に効率性の問題では無いという意味で、機械的ロジックの世界で語るべき外の話題と捉えておくことにしたいというのが筆者の見方だという点をここでは記しておきます。


次回のテーマ予定:

「データを活用したモノ・コトの可視化」が意味すること

これまでのメッセージ --> こちら


新着情報(本年分)

2022年1月22日
所長からのメッセージ、その118を掲載しました。 (New)
2022年1月2日
所長からのメッセージ、その117を掲載しました。
2022年1月1日
【新年のご挨拶】謹賀新年。不確定性継続となった2021年が過ぎ、新たな2022年を迎えるに当たり、一言のご挨拶を申し上げます。新たな気持ちで取組みますので、関係者の皆様、本年も何とぞ宜しくお願い致します。