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”インフオラボ游悠"のホームページへようこそ!   (「インフオラボ游悠」は、本サイト作成者による登録商標です)
インフオラボ游悠(ゆうゆう)は、ビジネス目標達成を目指す企業様や各種団体様への、「ビジネス戦略実行とデータ利活用の視点」でのご支援・提案実施を目的に活動しています。
このサイトでは、当研究所の活動全般に関するご案内や、メッセージ発信をしてゆきます。(プロフィールは、こちら

また、必要に応じた文化活動などにも関わって行きたいと考えており、そういった関連情報も提供する予定です。

(貴サイトからのリンクを歓迎します。その際は当ページをリンク下さい。またリンク時はお知らせ頂きたくお願い致します)

以下の「游悠レポート」お役立ちサイトも参照下さい。きっと面白い話題が見つかります。筆者講演予定のEDWサイトもチェック。

  (2020年9月25日更新済)

EDW2020 の本年開催は、改めて秋にArchitecture Summitとの併催実施ということで、現在のところ落ち着きました。
オンライン形態での当方の講演も無事、ビデオ動画参加者向けに限定公開されました(2020年4月10日)
日本国内の方々でこのビデオ参加者は余り多くはないと推測しますが、機会があれば内容紹介と行きたいところです。

 

【所長の視点】

その98: ビッグデータ、DX時代のデータモデリング再考


この週(11月10日(火))には、筆者の属するデータマネジメント協会日本支部(Dama International Japan Chapter;Dama-J)が主催となり毎年開催するADMC2020(Asian Data Manaagement Conference 2020)が実施されました(Dama日本支部の詳細はこちら)。現在のコロナウィルス(COVID-19)の環境から、この会も多くのイベント同様ネット環境でのオンライン型での実施となっています。参加者がどれ位あったかの実数を筆者は把握していませんが、Dama-Jの会員に限らず事前の申込みがあれば参加可能でしたので、平日昼間時間帯ながら会員以外でもそれなりの参加であったようです。テーマは「世界各国におけるDXの取組みとデータマネジメント」で、米国、欧州・アフリカ、南米といった規模での講演者を集めてのカンファレンスとなりました。

その講演の中から今回の記事で筆者が取り上げようと考えているのは、米国のデータモデリングのコンサルタントであり、その分野では数多くの著作本を出しているSteve Hoberman氏の「Digital Transformation and the Rosedata Stone」講演についてです。「Rosedata」というのは、英国大英博物館に展示されているロゼッタ・ストーン」をもじったHberman氏の造語です。ロゼッタ・ストーンは古代エジプト語(神聖文字、民衆文字)とギリシア文字の三種類の言葉で書き記された碑文石で、その後の研究を通じてエジプトのヒエログリフなど古代語文献の解読に大いに役立ったものです。このロゼッタ・ストーンの果たした役割とHoberman氏の専門であるデータモデルの位置付けとが似たものであるという思いが込められた造語だと考えられます。また「Rose」にはバラ花を指す以外に「美人」を意味する使い方があるため、筆者の推測ですがデータを使うという点において、その貴重さをイメージしているのかも知れません。

この講演でのHoberman氏の主要メッセージとしては、次の2点があったと筆者は受け止めました。(1)DXやビッグデータ利用に向けたアジャイル開発といった環境において、特に近年のアプリケーション開発過程では設計・開発者にはデータモデリングという過程が軽視されてきている。一方でビジネスで利用するデータの意味を含めた理解の重要性は以前から変わっていない。そういった中で従来のデータモデリングステップとしてデータモデラーの中で認知されている、概念データモデル(CDM)、論理データモデル(LDM)、物理データモデル(PDM)という流れを容易に理解されにくくなっており、こういった風潮への対応が急務である。(2)このような中で、ビジネスで利用するデータ理解とその視覚化の重要性は変わっていないのだから、それを理解し更に有効にデータの意味合いをビジネスの関係者と共にコミュニケートし整理する方法が必要とされる。そのために、従来の流れを意識させるCDMという呼び方を少し変えて、「The Business Data Model」という整理の仕方を提案する。これは余りに詳細過ぎず、データの持つ意味合いを関係者との間で必要とされる詳細度でモデル化する有効な手段となり得る。そしてHoberman氏のコンサルティング経験でも実効性を果たしている。

このビジネスデータモデルで利用している記述法や整理方法は筆者の捉えているCDM作成の内容と殆ど変わっていません。一部IE記法(インフォメーション・エンジニアリング記法)から変更が加えられています(例:サブタイプの書き方等)。しかし先に触れたように内容的にはほぼ変わりがありません。DXやビッグデータ環境構築に際して、体験を通して考慮された実際的なデータモデリングに関係する知恵を説明・提案した点が講演のポイントであると考えられます。

データモデル作成に関する設計・開発者側の意識や態度の変化ということは、高品質のデータを管理・維持するために見過ごすことができないというのが筆者の立場です。データモデルの有効性確保と、現場の捉える手間感覚というものをどのように整合させ、可能な限りライフサイクルを通じたデータ品質維持をしてゆくかという点が、米国に限らず、特に日本国内でも重要性を増してきていると改めて感じさせられた次第です。その課題に向けて、解決のための努力を続けてゆきたいと考えています。

次回のテーマ予定:

「データを活用したモノ・コトの可視化」が意味すること

これまでのメッセージ --> こちら


新着情報(本年分)

2020年11月14日
メッセージ98。更新しました。
2020年10月24日
メッセージ97。更新しました。
2020年9月25日
メッセージ96。更新しました。
2020年9月25日
「游悠レポート2020-007」として図書館利用論理データモデル(部分)を登録しました。
2020年9月2日
メッセージ95。更新しました。
2020年8月15日
「游悠レポート2020-006」としてDMBoK2の各章参照関係図(改訂版)を登録しました。
2020年8月11日
メッセージ94。更新しました。
2020年8月1日
「游悠レポート2020-004」のドメイン統制関連図(概要編)に、参照の便宜を加えてドメイン説明への参照リンク追加版を登録しました。
2020年7月30日 
「游悠レポート2020-005」として、CMMI DMM(データマネジメント成熟度モデル V1.1)で説明されている20のプロセス領域(および5つの主領域)間の関連図を掲載しました。
2020年7月26日
「游悠レポート2020-004」としてアブダビ・データマネジメント標準(V1.0)のドメイン統制関連図(概要編)を
掲載しました。(7月28日: pdfファイル再更新しました)
2020年7月1日
メッセージ93。更新しました。
2020年6月23日
メッセージ92。更新しました。
2020年5月26日
メッセージ91。更新しました。
2020年5月5日
EDW2020 Video Packageとして限定公開された講演資料を「游悠レポート2020-003」として掲載しました。内容に興味のある方は是非参照下さい。(ページTopにある「游悠レポートサイト」ボタンを押下)
2020年4月29日
メッセージ90。更新しました。
2020年3月27日
「游悠レポート2020-002」として、宅配便追跡データモデル(JEMUGデータモデリングコンテスト2019受賞作)を掲載しました。是非参照下さい。
2020年3月17日
「インフオラボ游悠」およびロゴが登録商標化したことを機に、表紙ページをリニューアルしました。
2020年3月14日
インフオラボ游悠が、JEMUG主催のデータモデリングコンテスト2019で昨年に引続き入賞をし、FETEC賞を頂きました(2020年3月6日発表)。この受賞作は、こちらのJEMUGサイトに掲載されています。このデータモデルは近々游悠レポートサイトでも公開予定です。
2020年3月13日
メッセージ89。更新しました。
2020年2月29日 
メッセージ88。更新しました。(特別版)
2020年2月10日
メッセージ87。更新しました。
2020年2月10日
「游悠レポート 2020-001」 DMBOK2の章間参照関係グラフを公開しました。
2020年1月25日
メッセージ86。更新しました。
2020年1月1日
メッセージ85。更新しました。(2020年最初の話題)
2020年1月1日
【新年のご挨拶】謹賀新年。2020という「二十」数字の重なり、そして「ネズミ(子)」という暦十二支の始まりと鑑み、新たな心持ちで日々取組みたいと考えております。関係者におきましては、本年も何とぞ宜しくお願い致します。